IoTアプリケーションのシグナル・チェーンの最適化
IoT(Internet of Things)を活用すれば、物理現象の測定結果に基づいて、より的確な判断が行えるようになります。そのためのシステムの構成方法には、いくつかの選択肢があります。本ウェブキャストでは、そうした基本的な事柄について説明しながら、IoTの活用方法を明らかにしていきます。
そのうえで、さまざまな形態のIoTシステムにおいて、シグナル・チェーンの実装に最適なアナログ・デバイセズのIC製品を紹介します。
※日本語字幕
目次 |
タイムライン | |
1 |
IoTを活用するための基礎知識 | 00:00 – 10:09 |
まず「IoTを活用することにより、何ができるようになるのか」というところから話を始めます。そのうえで、IoTを活用するシステムの構築において基本モデルとなる階層構造について説明します。 | ||
2 |
IoTシステムのシグナル・チェーン | 10:10 - 25:04 |
信号処理をそれぞれノード・ベース、ゲートウェイ・ベースで行うIoTシステムについて説明します。また、ADIのICを使用することで、それぞれのシグナル・チェーンはどのように実装できるのかを具体的に示します。 | ||
3 |
クラウド・ベースの信号処理 |
25:05 – 32:12 |
IoTシステムには、もう1つの構築方法があります。それは、「Apache Hadoop」などを使用した、クラウド・ベースでの信号処理です。この手法を採用した場合のメリット、デメリットを説明します。 | ||
4 |
よりスマートなノード事例 |
32:13 – 46:40 |
高度な処理機能をノードに持たせることで、どのような効果が得られるのかを説明します。占有センサー、振動センサーを具体例とし、IoTによって自動化や低消費電力化がどのように実現されるのか解説します。 | ||
5 |
Q&A |
46:41 – 52:03 |
ここでは、本ウェブキャストの参加者からいただいた質問にお答えします。クラウド・ベースのシステムにおけるノード設計のポイントや、消費電力以外に考慮すべきこと、利用できるツールなどについて追加の情報を提供します。 |
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Colm Prendergast
colm.prendergast@analog.com
シニア・プリンシパル・エンジニア、研究員
Colm Prendergastは、Analog Garageのシニア・プリンシパル・エンジニア、研究員です。自律型ロボットのセンシング・アプリケーションで使用するアルゴリズムやシステムを担当しています。アナログ・デバイセズ(アイルランド リムリック)には、1989年に設計エンジニアとして入社。デジタル・ビデオ、オーディオ、通信、DSP、MEMSといった広範なアプリケーション分野のプロジェクトに従事したり、牽引したりしてきました。また、IoTクラウド技術担当ディレクタとしてはIoTの分野でクラウド技術の開発を指揮。更に、自律走行車向けの技術にも取り組みました。現在はロボットの知覚とナビゲーションの技術開発に携わっています。